兵庫県西宮市に拠点を構える「株式会社 浦上工業」では、鉄筋工事を専門に行うプロフェッショナル集団です。
今回は、鉄筋工事の種類についてご紹介いたします。
〇配筋工事
配筋工事は、建物や土木構造物において鉄筋を図面通りに組み立てる作業です。鉄筋はコンクリートの引張力を補強する役割があり、正確な位置や間隔、本数が要求されます。主にスラブ、柱、梁、壁などの各構造部に対して行われ、スペーサーを用いてかぶり厚さ(コンクリートの被覆厚)を確保し、結束線で固定します。施工精度が構造物の耐久性や安全性に直結するため、重要な工程です。
〇圧接工事
圧接工事とは、鉄筋同士の接合部分に高温と圧力を加えて一体化させる工法です。特にガス圧接が一般的で、主筋の延長や継手部に使用されます。接合部は母材と同等以上の強度が得られるため、信頼性が高いのが特徴です。施工には専門資格が必要で、接合後は外観検査や非破壊検査(超音波検査など)により品質を確認します。
〇溶接工事
溶接工事は、鉄筋の端部を溶かして接合する方法で、主にアーク溶接やスポット溶接が用いられます。圧接が難しい狭所や、特殊な構造での接合に適しています。溶接は熱による変形や割れが発生するリスクがあるため、作業者の高い技術と丁寧な管理が求められます。溶接後は強度確保のための検査も欠かせません。
2025.06.20