建設業では、躯体三職や躯体三役と呼ばれる職業があります。
・鳶土木(鳶職)
・型枠大工(型枠)
・鉄筋工(鉄筋屋)
これらの職人は、建設現場において建物の骨格や基礎となる部分を作る重大な作業を行う職人たちです。
鳶職人たちが建設現場で安全に作業を行うための足場を作り、型枠大工たちがコンクリートを流し込むための受け皿となる精度の高い型枠を作り、鉄筋屋たちが鉄筋コンクリートの骨組みを図面通りに組み立てて建物の強度を高めます。
鉄筋工事は、現場で細かい作業を行っていますが、最終的にコンクリートが流されるとその技術はコンクリートの中に閉じ込められてしまいます。
外装の工事や外から見える部分の土木工事とは異なるため、とても地味な作業ですが、人間の体に例えると、体の軸となる主要な骨から細かく細い骨までを緻密に作り上げる職人の技術が詰まっているのです。
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2021.05.20